広報南三陸災害臨時号第7号/2011年8月1日
【本文】
震災復興計画の策定について
町では、このたびの東日本大震災からの復興を計画的に進めるため、今後10年間の復興への道筋を示す「震災復興計画」の策定に取り組んでいます。
今後、町民の皆さんの思いを反映しながら、9月の策定を目指します。
◯「震災復興基本方針(素案)」の概要
計画の策定にあたり、町民の皆さんに、一日でも早く笑顔を取り戻していただき、未来への希望や活力を失うことなく、町民や事業者、団体、行政が一丸となって復興に取り組んでいくための基礎となる、「震災復興基本方針(素案)」を6月に公表し、現在、様々な機会を通じて議論をいただいています。
◆基本理念
町民や事業者、団体、行政など、町に関わるすべての方の総力を結集し、「自然・ひと・生業が紡ぐやすらぎと賑わいのあるまち」への創造的復興を目指します。
◆基本的な考え方
目標1 安心して暮らし続けられるまちづくり
このたびの震災の教訓を踏まえ、どの様な災害に置いても命が守られ、安全で安心して暮らし続けられるまちづくりを目指します。
目標2 自然と共生するまちづくり
自然への敬いと豊かな海と山の恵みに感謝しながら、自然と共生するまちづくりを目指します。
目標3 なりわいと賑わいのあるまちづくり
町の基幹産業である水産業などの産業を再生させ、光り輝く賑わいのあるまちづくりを目指します。
◆計画期間
被害が極めて甚大であることから、復興を成し遂げるまでの期間を、平成23年度から平成32年度までまでのおおむね10年間とし、大きく次の三つの期間に分け、連続的に計画を推進します。
復旧期(平成23年~25年度)
復興期(平成24年~29年度)
発展期(平成26年~32年度)
◆緊急重点事項
1.被災者の生活支援と自立生活への誘導
2.ライフラインと河川堤防・護岸の仮復旧
3.災害廃棄物の処理
4.消防・防災機能の早期回復
5.雇用・生活資金の確保
6. 各種産業の仮復旧
7. 学校、保育所、介護施設の再開
8.役場機能の回復
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