EN project Japan(@yakiniku_primeさんからの情報)/2011.05.10 13:21
【本文】
東日本大震災から2ヶ月が経過し、報道も減ってきた現在、本当に被災地に必要なものは何なのか周囲からは解らない状態になっており、情報も未だ整備されておりません。
EN project Japanでは、南三陸町出身のスタッフが4月中旬に現地入りし、被災者の生の声を聞いて参りました。
避難所を訪れ、何が必要なのか聞いて回ったところ、飲食物や生活物資ももちろんなのですが、「靴」を挙げていました。
様々な支援がされている中、被災者の靴の問題があったのです。
逃げまわってボロボロになった運動靴や長靴。
彼らはたった1足でこの2ヶ月を過ごしています。
報道ではあまり取り上げられませんが、衛生面の粗悪による感染症も問題になっているとのことです。
水虫などの足に関する感染症、病気になる子ども達がいつ出てきてもおかしくない状況の中、
子供が楽しく走り回るための「道具」としての靴だけでなく、人間の足を守るため、「防具」としての靴が今現地には必要です。
確かに靴は、サイズや使用用途が多岐にわたり、とても支援が難しい分野です。
しかし、平等分配が難しい分野だからこそ、労力をかけてでも丁寧に行っていくべきです。
私たちは考えます。
「子供達はきっと未来のアスリートを夢見て走りたいに違いない。
少なくとも、怪我をせず、衛生面も問題なく、運動させてあげたい。」
子供達の、被災後の精神的なストレス発散に、スポーツは1番の特効薬になるのではないでしょうか。
5月12日に南三陸町の子供達は、入学、始業式を迎えます。
そのタイミングで北海道のアスリートが直接靴を届ける予定です。
自由に動き回れる喜びを、新入進学のプレゼントとしたいと思います。
私たちは、日頃アスリートの足元を支えて下さっているスポーツメーカーの皆様のご協力で、
多種にわたる、700足以上のスポーツシューズを預かりました。
これを、EN project参加アスリートとともに、現地に届けます。
子供達の直接の希望を聞きながら、手渡ししていきます。
また、新しい靴を履いた子供達とアスリートの交流として、
鬼ごっこや、ミニサッカーなどのレクリエーションを予定しております。
*日程
5月11日~5月15日
5月11日 夕方 札幌発 苫小牧よりフェリーにて、
5月12日 早朝 青森着 正午 陸路にて南三陸町へ
5月13日 午前 志津川小学校の子供達に靴を手渡す 終了後レクリェーション 午後 避難所訪問
5月14日 午前 被害状況視察と取材 午後帰路へ 深夜函館着
5月15日 正午 札幌着
訪問地;南三陸町立志津川小学校
住所;〒986-0753
宮城県本吉群南三陸町志津川字城陽41
電話;0226-46-3645
衛星電話;090-8971ー3001
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