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2011年6月7日火曜日

【6/7】東北地方太平洋沖地震に係るプレス発表資料(6/7)

【情報源/発信日時】
南三陸町HP/2011年6月7日17:27

【本文】
プレス等発表資料 (6月7日(火)午後3時30分)
●避難人員 4,730人(集団避難を含む)
町内 2,894人(4日前より変わらず)※避難所(民家の避難箇所を除く):25箇所
町外 1,836人(4日前より1人減)※避難所:55箇所
 計 4,730人(4日前より1人減)※避難所:80箇所
●昨日現在で
搬入遺体数      541体(4日前より6体増)
うち身元確認済み  415体(4日前より変わらず)

●震災で犠牲になられた方々を追悼する集会について
 6月11日(土曜)の午後2時から志津川中学校において、「6.11 南三陸の海に思いを届けよう」が開催されます。
 この集会は、これまでも町の観光事業推進に関わってきた、仙台のアートプロジェクト団体の皆さんが、震災で犠牲になられた方々に対して黙祷を捧げるとともに、津波の来た時間に志津川湾に向けて思いを届けようと、町民の皆さんに呼びかけて開催されるものです。地震発生時刻の午後2時46分に黙祷が捧げられるほか、東京大学大学院教授、ロバート・キャンベル氏による講話や詩の朗読などが行われます。なお、この催しは、町民の皆さんが避難しておられる町外5市町の会場でも中継するほか、インターネットでもご覧いただけます。

 東日本大震災の発生からまもなく3カ月を迎えようとしております。これまでは、がれきの撤去をはじめ、仮設住宅の設置や電気・水道の復旧など、町民の皆さんの生活を確保することを第一として、全力で取り組んでまいりましたが、いよいよ、6月10日、金曜日に震災復興計画策定会議を開催し、町の具体的な復興に向けて第一歩を踏み出すことといたしております。
 今後も、美しい南三陸・活気あふれる南三陸を一刻も早く取り戻すため、全力で取り組んでまいりたいと思っております。
 震災から3か月を前にして、改めて、犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、町民の皆さんの健康を切に願っております。特に、これからの季節、気温も上がり、避難所にいる皆さんには、これまで以上にご苦労をおかけすることとなりますが、体調管理には、くれぐれもお気をつけいただきたいと思っております。
 また、大震災発生以降これまでの間、全国の多くの皆様から、大変心温まるご支援、ご協力をいただいております。この場をお借りし、衷心より感謝を申し上げます。南三陸町は、復興に向けて一歩ずつ歩んでおりますので、今後も引き続き、ご支援のほどをよろしくお願い申し上げます。

●水道の復旧状況について
 水道の復旧状況につきましては、水道管の漏水箇所の修繕を実施しながら、生活用水として使用できる「仮通水」の工事を進めております。一部の地区を除き、依然、塩分濃度が水道水としての基準を超えておりますので、飲用は控えていただきますようお願い申し上げます。また、まだ仮通水が実施されていない地区につきましては、今後も地域により時間を要します。町民の皆様には、復旧までいましばらくお待ちいただきたいと思っております。
 なお、各地区における復旧の状況は次のとおりです。復旧時期は、水道管の破損状況などにより、2週間から1か月程度前後する場合があります。また、仮通水後に漏水が発見された場合も、再度断水となりますので、ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
【志津川地区】
 現在は、旭ケ丘地区などにおいて仮通水を実施しており、今後、沼田地区から袖浜などの前浜地区、さらに保呂毛地区や大船地区に向けて仮通水を実施し、一部の地区を除き6月中の仮通水完了を目指します。水尻川以南の林・大久保地区につきましては、水尻橋仮設橋が完成次第、早急に通水を行う予定です。
【入谷地区】
 配水本管に送水が完了し、現在は各配水池から配水する水道管の漏水調査を実施しております。仮通水につきましては、来週中に全戸完了する予定です。
【歌津地区】
 伊里前地区、石泉地区、田の浦地区など、現在は全体の約6割の地区に仮通水が完了しています。今後は、泊地区、石浜地区、寄木地区、韮の浜地区など、まだ通水していない地域の通水を急ぎ、一部地区を除いて6月中の仮通水を目指します。
【戸倉地区】
 現在、長清水浄水場から膜処理を行い、明日6月8日(水曜)から長清水、寺浜に仮通水を行います。また、自然の家では漏水の調査を行い、6月末までに仮通水を行う予定です。
 飲用としては、戸倉浄水場における水質試験の結果、水道水として使用できる目途が立ったことから、今後は浄水場の仮復旧を急ぎ、8月中の通水を目指す予定です。

●仮設住宅の入居について
 6月5日(日曜)、町内4か所で、仮設住宅に当選した世帯に対して仮設住宅への入居を求める説明会を行いました。
今回の説明会は、仮設住宅の募集に際して、多くの方から申込みがあった中、抽選により当選されたにもかかわらず、未だ、多くの方が入居されていないことから、改めて入居を求めるために行ったものです。
 説明会においては、6月12日(日曜日)までの入居をお願いするとともに、12日までに合理的な理由がなく、入居されない場合は、鍵を返却していただくことになる旨をお知らせさせていただいております。
 仮設住宅については、現在も急ピッチで建設を進めております。仮設住宅に入居できない方も多くおられますので、なにとぞご理解・ご協力いただきますようよろしくお願い申し上げます。

●自立支援米の提供について
 昨日、6月6日(月曜)から、被災者の皆様のために全国から支援物資としていただいたお米を、自立支援米として一世帯当たり20キログラムずつ提供いたしております。6月6日の初日には、416世帯が訪れました。
 物資提供の対象世帯は、3月11日時点で南三陸町の町民でおられた方のうち、住宅全壊・大規模半壊・半壊の世帯です。6月10日(金曜)までの午前9時から午後4時まで、ベイサイドアリーナで受付けを行っておりますので、ぜひご来場ください。なお、受付けの際には、り災証明書または本人確認ができる身分証明書をお持ちください。
 支援物資を提供していただきました全国の皆様に対して、改めて感謝を申し上げますとともに、心より御礼を申し上げさせていただきます。

●日本相撲協会の慰問について
 昨日、6月6日(月曜)に、横綱・白鵬関を含む多くの力士が、志津川中学校を慰問に訪れました。横綱土俵入りや、ちゃんこ鍋の炊き出しのほか、握手会などの交流会を行い、多くの子どもたちとふれあっておりました。また、日本相撲協会から本町に対して、Tシャツ900枚とタオル1,000枚、関取衆のサインが入った旗が贈呈されました。
 大きな力士とふれあう子どもたちの元気な姿を見て、私も元気をいただきました。日本相撲協会様には心より御礼申し上げます。

●6月9日(木曜)の定例会見について
 6月9日(木曜)の定例会見は、当初、午後3時からとしておりましたが、都合により、午後3時30分からと変更いたしますので、お知らせいたします。なお、場所は、ベイサイドアリーナ内で変更ありません。

●質疑応答
(記者)水道の復旧について、全体の通水はいつごろになるのか
(町長)まだ、明確には言えませんが、仮通水さえできれば生活用水として使用できるため、6月中には一定の目途をつけたいと思っています。

(記者)仮設住宅の入居について、説明会以後、現在の入居状況は
(町長)昨晩まで、
横山 55戸(入居率 約93%)
自然の家 63戸(同 約88%)
志津川小学校 40戸(同 約66%)
志津川中学校 48戸(同 約47%)
志津川高校 24戸(同 約48%)
という状況です。説明会以降は、順次入居されていると聞いています。6月12日までには、すべての方に入居していただきたいと思っています。

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